約 814,985 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5711.html
767 名前:最近平和なので。1/11 :2011/09/14(水) 22 33 01.27 ID ??? 投下します! ‐‐それは、平和なガンダム家を突如襲った。 いや、突如ではない。それは、動き始めるその日まで闇に潜伏し……力を蓄えていたのだ。 その日、ガンダム家の兄弟達は皆、戦慄した―― 君は、生き延びることができるか? ~プロローグ~ 「ただいまー!」 「ふ~今日も大量大量っと!」 正午を過ぎた頃、玄関の扉を勢いよく開いて帰還したのは、いつも騒がしい二人組―― 兄弟家のトラブルメーカー筆頭・ガロード&ジュドーである。 「お帰り、早かったですね……うわ!その荷物は!?」 出迎えたロランは、ガロードを見て言った。 ガロードは、ドアをやっと抜けられるような大きさのダンボールを大事そうに抱えている。 「へへ、今日手に入れたジャンクパーツさ。……おっとと」 「大丈夫大丈夫!俺たちの部屋に置いとくから!」 「もう、二人の部屋は置くとこないですよ……少しは片付けをしなさい」 「「は~い」」 二人はけだるそうに答えた。いつも聞き慣れた、ロランの小言である。 ことあるごとにロランは二人の部屋を片付けたがるのだが、二人は決してそれをさせない。 ガロードもジュドーも、自分達の部屋が汚いことは自覚している。 だがガロード曰く「ロラン兄が片付けると綺麗過ぎて落ち着かない」、 ジュドー曰く「ゴミに見えるかも知れないけど、いつか使う日が来るから捨てない」―― だそうである。なんだかんだ言いつつも、部屋の片付けが面倒なだけなのだ。 しかし、後に二人はこの忠告を聞いておくべきだったと後悔することとなる―― 768 名前:最近平和なので。2/11 :2011/09/14(水) 22 35 24.03 ID ??? ~1・鳴動~ とりあえず部屋に荷物を運び入れた二人は、今日の出来事について語りあっていた。 「……でさぁ、あのオヤジの悔しそうな顔といったら」 「俺たちに先を越されて……痛快だったなぁ」 ガンダム家の一部屋に、ガロードとジュドー二人の笑いが響く。 笑顔の二人はまだ知らない。 部屋の隅で、それは、確実に、活動を始めていることを。 「所でジュドー、今回の戦利品はどのくらいでイケると思う?」 「そうだなぁ……オーブの最新鋭量産機のパーツだし……売り込みによってはこんくらい」 ジュドーが手をかざす。 「そいつは吹っ掛けすぎじゃないか?俺は競りに掛けるべきだと思うぜ? それなら、今ジュドーが言った額もイケるはずだ」 「それだ!さっすがガロード兄!」 「競売に掛けて、誰かにサクラを頼んでもいい。滅多に手に入らないシロモンだし、 みんな血眼になって値をつり上げるって寸法さ!」 「ガロード兄、おぬしも悪よのう……」 「いえ、お代官様ほどでは……なーんてな!」 「「ウシシシシシ……」」 ここにたくましい商売人達がいた。その目に写るのは、輝かしい未来(金銭)である。 だが不気味な笑いは、部屋のドアをノックする音でかき消された。 「はーい、どうぞー」 ガロードが返事をするとドアが開く。顔を覗かせたのは、先ほど二人を出迎えたロラン。 月の女王からプレゼントされた、ピンク色のエプロンが眩しかった。 「二人とも、どちらかでいいので少しお使いを引き受けてくれませんか?」 「買い物?」 「はい。今お菓子を作ろうとしたら、お砂糖を切らしていたのを忘れて……」 そこでロランは言葉を切った。そして、部屋の中を一瞥する。 ロランは独り言のように呟いた。 「久しぶりに見たけど、汚いな……」 「え?そう?」 所狭しと床に散らばったジャンクパーツ。ベッドの上には眠るスペースが無いほどの雑誌。 使わない勉強机にはホコリが堆積し、 小さなゴミ箱の口からは、スナック菓子の袋が顔を覗かせている。 そして極めつけは、部屋中にほのかに漂う異臭だった。 ロランが放ち始めたオーラに、二人はまだ気付かない。 「やっぱりお使いは他の誰かに頼むことにします」 「いいの?」 「そのかわり……」 「そのかわり?」 「今すぐ……今すぐ部屋を片付けなさいッ!!いくらなんでも汚すぎです!!」 769 名前:最近平和なので。3/11 :2011/09/14(水) 22 37 52.05 ID ??? ~2・予兆~ 「ロラン兄、あそこまで怒らなくても……」 「しょうがない。愚痴るヒマあったら片付けようぜ。晩メシ抜きは勘弁だしな」 何度も見ているうちに慣れてしまっていたのか、やはり改めて見てみると部屋は汚かった。 綺麗好きな兄に言われるまで、部屋の異臭にさえ気付かなかったのである。 「まずは窓を開けよう。確かになんか臭いぞ……」 「えっと、窓……どこだっけ?」 「バカ、ボケてる場合かよ。窓は……あれ?」 部屋の窓なんてしばらく開けたことがなかったガロードは言葉に詰まった。 ここは地下でも白い部屋でもない。必ず窓があるはずだが、見つからないのだ。 「あっ、そこ!そこの山積みダンボールの裏じゃない?」 「よし、まずはあれをどかそう……イテッ」 「!?」 「てて……ゴミ踏んずけちまった……」 「うん、足の踏み場もない!」 「感心してる場合か!」 ジュドーの予想通り、天井まで届くほど積み上げられたダンボール箱を苦労してどかすと 明るい外の陽射しが差し込んだ。この部屋に自然の光が届いたのは何ヶ月ぶりだろうか。 二人は手始めに、床に散乱しているジャンクから整理することにした。 「おい、ドタバタとうるさいぞ。何して……うわ!」 「あ、シン兄。今片付けてるから入って来ないほうがいいよ」 「片付け?確かに汚いな……何をしたらこんなになるんだ?」 「へへ、凄いでしょ」 「ほめてねえよ!……ったく、早く終わらせてくれよ」 「へーい」 呆れた兄がドアを閉め、二人は作業を再開した。 その時。 ガサッ…… ジュドーの視界の隅に、黒光りをする何かが映った。 「……ン?」 「どした?」 「……いや、今そこで、なんかが動いたよーな……」 「ゴミが風で飛んだんじゃねーの?」 「いや、ゴミの動きじゃなかった。なんかこう、直線的にスーッと」 「お、お化けか?」 「なんでそうなるの。こんくらいのミニお化けがいるかっての」 「ちょっと待て、それは……」 770 名前:最近平和なので。4/11 :2011/09/14(水) 22 40 21.43 ID ??? ~3・恐怖~ 二人の身体が凍り付いた。 ジュドーの視界の隅を通ったモノは一体なんだったのか、 二人は同時に、同じ答えを導き出したからである。 「おお落ち着けジュドー。まままずは状況を整理しよう」 「おお落ち着いてないのはががガロード兄の方でしょ」 「俺たちは片付けを始めた。なぜか。それは汚かったから」 「うん」 「俺たちはまず窓を開けた。なんか匂ってたし、湿気がこもってたからだ」 「うんうん」 「そこで床を片付け中にジュドーが動く何かを見た。これくらいの大きさだ」 「そしてその物体は黒く光を反射して、もの凄いスピードで通り過ぎた」 「そしてそれは決してゴミじゃない」 「ウン」 「間違いないな?」 「間違いない。視力は両方とも2.0の俺が言うんだから」 沈黙――長い沈黙が、二人を包み込む。 何も聞こえない。静かである。部屋はとても……静寂に満ちていた。 しかし本来、人の心を穏やかにするはずの静寂だが、今の二人にとっては効果がない。 例えるならば、破滅への序曲であろうか。 二人の頬を、一筋の汗が伝う。 まず沈黙を破ったのはガロードだった。 「うぁぅあうあぁあ!!」 「落ち着けガロード兄!」 「えー被害者はジュドー・アーシタ、死亡時刻は午後3時くらい、死因は……」 「死んでない!俺死んでないから!」 「奴だ……奴がいるんだ、この部屋に……」 「あの伝説の……」 それは、悪魔の化身である。 人の拠り所である家宅へ侵入、寄生し、闇に巣くう。 神聖なる台所へ度々出現しては人間から生きる糧を奪い、成長する。 そしてその固体数を着実に増やすのだ。そして彼らは広範囲に渡って侵食していく。 それは、悪魔の化身である。 その名は…… 「「G!!」」 戦いが、始まった。 772 名前:最近平和なので。5/11 :2011/09/14(水) 23 06 14.37 ID ??? ~4・戦慄~ 先に動き出したのは向こうだった。 カサカサッ! 「でっ出た!!」 「やっぱりGか!」 ジャンクパーツの下から下へ。小さな隙間を機敏な動きで巧みに駆け抜けていく。 その忌々しい姿、機動力、反応速度は間違いなかった。 「奴だ!黒い悪魔だっ!!」 「ガロード兄、コレ使って!」 「サンキュー!」 ジュドーはベッド上にあった古雑誌を丸め、ガロードへ手渡した。 自身も同じものを装備する。Gに対抗するには、武器を使用するほかない。 カサカサッ 「そこだっ!食らえ!」 バンッ! ガロードの月刊自爆4月号が火を吹いた。 しかし、狙いは正確であったがタイミングがずれ、雑誌は床を虚しく叩く。 「くっ、外したか!?」 「そこだあ!」 NTであるジュドーは先を読み、Gの進行方向へと一撃を繰り出す。 ササササッ だが命中する直前、なんとGは進路を90度変更した! 「なにぃ!?」 「隅だ!部屋の隅に追い込むんだ!」 「んなこと言ったって、片付いてないココじゃ無理だって!」 「ほら、そっち行ったぞ!」 「待てーっ!」 戦闘はしばらく続いた。Gは回避に徹し、二人の攻撃をかわし続ける。 「今度はドアの方だ!」 「へーんだ!逃げようったってドアは勝手に開かないぜ!」 しかし天はGに味方をした。Gの目前で、部屋のドアが自動で開いたのだ! 「なっ……!!」 「シン兄!!」 「いい加減にしろお前ら!たかが片付けで、なんでこんなにうるさいんだよ!」 「シン兄どいて!」 「そいつ殺せない!」 「はぁ?」 怒りの形相をしたシンが現れたが、二人の目に写るのはGのみ。 だが時すでに遅し。 Gは勢いよく部屋を飛び出し、廊下へと消えて行ったのである。 773 名前:最近平和なので。6/11 :2011/09/14(水) 23 08 25.32 ID ??? ~5・増援~ 「ただいま。ほらロラン、頼まれてた砂糖だ」 「ありがとう」 「おかえりカミーユ」 バイト先から帰ったカミーユを迎えたのは、17歳組の二人だった。 「なんだいたのかシーブック。今日バイトは?」 「いたのかとは酷いな。ロランが菓子作るって言うから手伝ってるんだよ」 「ふぅん」 大して興味なさそうに言うと、カミーユは天井を見上げた。何やら上の階が騒がしい。 「何の音だ?」 「それが……」 「さっきからこの調子。ガロードとジュドーがいるから、何かやってるんだろう」 「さっきシンに様子を見に行ってもらったんですけど……」 「部屋があんまり汚いから、片付けさせてるんだとさ」 「んじゃ俺も様子を見てくる。もしシンも一緒に騒いでたら、修正してやる」 「お手柔らかに頼みますよ」 ミイラ取りがミイラに。 この3名が戦線に加わるのは、これからおよそ10分後のことである。 そして、さらに20分後―― 「ただいま」 「ミッション終了。帰投を確認」 「おかえりヒイロ、刹那。とりあえずお前らも手伝え」 「「?」」 「いいから任務だ」 「よく分からないが任務了解」 「というか内容を教えてくれ」 それからまた30分が経過。戦闘は膠着状態が続いていた。 この後大学から帰ったコウと引きこもっていたキラ&ウッソを加え、作戦が展開される。 キラの部屋を作戦司令室とし、家中のセキュリティシステムは最高レベルに設定され G一体の為に、かなりの大事となっていた。 パソコンのマイクに向かって、キラが喋る。 「えーマイテス、マイテス……みんな聞こえる? えーっと、最高司令官・ロラン兄さんのお言葉です。心して聞くように。どうぞ」 『いいですか?Gは我々家族にとって害をもたらします。 いえ、人類最大の敵と言っても過言ではありません!何が何でもGを排除するように!』 ロランの声がガンダム家に響きわたる。 『ただし!家を破壊しかねない強力な兵器は使用禁止です!いいですね?』 「つまり武器は丸めた雑誌か新聞紙のみか……キツいな」 ボソッとコウが呟いた。 774 名前:最近平和なので。7/11 :2011/09/14(水) 23 21 20.22 ID ??? ~6・死闘~ まずロランは兄弟を2チームに分けた。 ガロード率いるAチーム……シーブック・シン・ヒイロ ジュドー率いるBチーム……カミーユ・コウ・刹那 全体の指令はロラン、各種センサーや監視カメラの確認、伝令はキラとウッソが行う。 Aチームにウッソからの伝令が届いた。 『ガロード兄さん聞こえますか?センサーに反応がありました。 その近くにいる可能性が高いです、気をつけて!』 「分かった!」 「ん?」 「どうしたヒイロ?」 「Gが今そこを通過した」 「よし、動体視力No.1のヒイロが言うんだ。間違いないだろう」 「行くぞ!散開だ!」 「「了解!」」 ガロードとヒイロが、シーブックとシンがそれぞれ回りこむ。 「おっしゃあいくぜ!そりゃあ!」 「おい!ちょっと待て!」 「なんで止めるんだヒイロ!奴はそこにいるんだぞ!」 「なんでお前が俺の月刊自爆を持っている!?しかも探していた4月号だ!」 「知らねえよ!俺の部屋にあったんだ!」 「とにかくそれを使うな!汚れたらどうする!?」 15歳の二人が揉めるうち、Gは射程圏外へと脱出していた。 「来たぞ、シン!」 「うおおおーっ!」 ッパーン! シーブックとシンが同時に攻撃を入れる。 威力もタイミングも完璧、正確無比な一撃が決まった! 「やった!手応えあり!」 しかし、何事もなかったかのようにGは再び前進を始める! 「質量を持った残像だと!?」 「なんとぉーっ!」 驚く二人を尻目にGは再び姿を消したのであった。 「さっさとそれを返せ。さもなくば……」 「分かった!分かったから銃を向けるな!」 ガロードとヒイロの口論だけが、虚しく廊下に響いていた。 775 名前:最近平和なので。8/11 :2011/09/14(水) 23 23 21.12 ID ??? ~7・憤怒~ 「ダメです。Aチーム、Gに振り切られました!」 「ヒイロでも無理でしたか……」 「くだらないことでケンカしてるから……」 ウッソの報告に、ロランとキラは表情を曇らせた。 「敵の現在位置は?」 「分かりません、ただGが逃走した方向から、リビング周辺だと思います」 「キラ、Bチームに指令を」 「了解。こちら司令部キラ・ヤマト、Bチームへ。 現在、敵は廊下を南下しリビングの方角へ逃亡中。至急現場に向かって下さい」 『了解、任せてくれ!みんな行くぞ!』 『おう!』 ジュドー達Bチームの返事がモニターの奥から聞こえてきた。 その自信に満ちた声から、なんらかの策があるようだ。 キラは通信を一旦切ると、少し考える動作をしてからふと言った。 「ねえウッソ、おかしいと思わない?」 「何がですか?キラ兄さん」 「現在確認されているGは一体だけ?」 「ええ…… あ!他にもたくさんいるってことですか!?」 「うん、家中にセンサーが張り巡らせてあるんだ。 固体数が多いなら、もっと反応があってもいいはず。 これだけ騒いでたらもう一匹くらい見つかってもおかしくない」 「いえ、それはあり得ません」 ロランが会話に加わる。 「どこから侵入したかは分からないけど、あれが最初の一体です」 「ロラン兄さん、その根拠は?」 「僕は毎日欠かさず全部屋の掃除をしている。これまでにGを見たことがないからですよ」 「そういえば、今までGホイホイに獲物がかかったことはないね」 「家にGがいないのは、ロラン兄さんのおかげだったんですね」 「だからこそ、ガロードとジュドーの部屋が許せなかったんですよ……!」 ゴゴゴゴ……とロランの周りにオーラが走る。 そのあまりの迫力に、キラとウッソは戦慄を覚えた。 (ウッソ、今度から僕たちの部屋も掃除を徹底しよう) (僕も同意見です……) 二人は密かに決意を固めるのであった。 「とにかく、ジュドー達になんとかしてもらわないと」 「発端はジュドー兄さんとガロード兄さんですしね……」 「頼みましたよ、ジュドー」 3人の言葉は、もはや祈りとも取れるものであった。 777 名前:最近平和なので。9/11 :2011/09/14(水) 23 44 26.83 ID ??? ~8・収束~ Gの排除作戦が開始されてから1時間が経過した。 ジュドー達はそれぞれ手に袋を持ち、迫りくる敵に備える。 まずGを捕獲してから叩こうという算段である。 「来た!」 居間へ無粋な侵入者が現れる。そこへカミーユとコウが飛びかかった。 バサッ! 2つの袋が空振る。 「外した!?」 「どこだ!出てこんと辺り一面を吹っ飛ばすぞ!」 「コウ兄落ち着いて!キャラ変わってるから!」 「そっちだ刹那!行ったぞ!」 「ここでGを食い止める……トランザム!」 「奴を倒せばガンダムだ!行け刹那!」 「ガンッダアァ――ム!!」 刹那の目の色が変わった。 パサッ! 通常の3倍の速度で繰り出されたマクダニエルの紙袋は、一瞬で黒い悪魔を捕獲した! そしてすかさず紙袋の口を閉じる。 捕らえられた敵は出口を探そうと中で動きまわるが、すでに袋の鼠であった。 「……Gを捕獲した」 「おっしゃあ!」 「よくやったぞ刹那!」 「やっぱお前はガンダムだ!」 兄弟から賛美を受けた刹那は顔を輝かせた。 「……ところで、この袋はどうする?」 「決まってる!憎きコイツを潰すんだ!」 「よし、踏むんだジュドー」 「え!?俺嫌だよ!カミーユ兄頼む!」 「ななんで俺にやらせるんだ!……コウ兄さん!」 「や、やめてくれ!俺はこういうのダメなんだ……やっぱりジュドーが」 「頼むよカミーユ兄!」 「コウ兄さんがやるべき……」 グシャッ 「「あ」」 3人が言い争っているうちに、刹那は容赦なく袋を踏み潰した。 「Gを排除した。ミッション完了、司令部へ報告する」 778 名前:最近平和なので。10/11 :2011/09/14(水) 23 48 01.35 ID ??? ~9・安堵~ 「皆さんお疲れ様でした!」 「よく捕まえられたね。まぁ僕でも出来たけど」 「これで我が家は安泰です」 司令室へ戻ったジュドー達をオペレーターと司令官が出迎えた。 ガロード達のチームは作戦終了の連絡を受け、先に戻っていたようだ。 「……で、Gは無事やっつけたのか?」 「えーと……コレ」 ジュドーが取り出してみせたのは、ペチャンコに潰れたマクダニエルの紙袋。 よく見れば、内側に何かがこびりついているように見える。 「ゲッ……」 「なんで持って来るんだよ……」 「ごめん、怖くて中を確認してないんだ……」 「気持ちは分かるけど……」 「しかしその様子だと、敵は確実に沈黙しているだろう」 「ヒイロの言う通りだ。確認するまでもない」 ジュドー達は刹那に袋を開けさせ確認しようとしたのだが、捕獲し排除までさせた手前、 そこまでさせるのは少し心が痛んだ。 「と……とにかくお疲れ様でした。その袋は僕が責任を持って処理します」 ロランが紙袋を受け取った、その時。 ガチャ 「ただいま!」「ただいまー」「今帰ったぞー」 外出していた他の兄弟が玄関を開けたようだ。 「あ、みんな帰って来たみたいですね」 これで、兄弟家を騒がせた一つの事件は終わった。 「ふぅ……一時はどうなることかと思ったよ」 「あ~あ、腹減った!」 「はいはい、今からご飯にしますから」 だが。 「うわ!!なんだこの有り様は!?」 「リビングが滅茶苦茶だー!」 「随分汚いな……一体何があったんだ?」 帰った兄弟達の驚愕の声が聞こえた。 「……しまった!!」 「G退治に夢中で、家中が散らかったままだった!」 779 名前:最近平和なので。11/11 :2011/09/14(水) 23 51 15.61 ID ??? ~エピローグ~ 家中がG騒動で荒れた為、帰還組も巻き込んでの片付け作業が始まった。 「うぅ~なんで俺がこんな目に……」 「シン兄さん、愚痴る暇があったら手を動かすんだ」 「そうそう、早く片付けないと晩飯が食べられないよ♪」 「うるさい!ヒイロはともかく、元はと言えばお前のせいだろガロード!」 「割れた食器はこっちで……プラスチックはあっち……」 「ああもう面倒だ!まとめて燃えるゴミに……」 「ダメだカミーユ兄さん、それではガンダムになれない」 「お前のガンダムとやらはゴミの分別で決まるのかよ!」 「ファイナルフラ――ッシュ! ……くそっ外れた!!」 「こっちの片付けは進んでますか?」 「いや全然」 「コウ兄ちゃんがゴミ箱にシュート失敗してて」 「このまま続けた場合、夕飯までに片付けが終わる確率は12.689パーセント……」 「……………」 そして、作業も終わる頃―― 「いやあ、みんなで片付けってのも悪くないな」 「だな。ついでに俺たちの部屋もみんな使って片付けしようぜ」 「お~、それナイスアイデア!!」 二人は気付かない。背後に影があることに。 「でもさ、みんな勝手に物捨てちゃうしさ」 「そうだな……やっぱし片付けないほうがいいかも」 .. それを感知した他の兄弟が退避し始めたことにも、二人は気付かない。 「やっぱりあの部屋はあのままの方が落ち着くよな」 「そうそう、そのほうが気持ち――」 ぽんっ 二人の肩に、手が置かれた。 金縛りのように、身体が動かない。 「気持ち?気持ちがなんですか?」 「ききっかっかっきっ」 「正直にイイナサイ。オコラナイカラ」 「き」 「き?」 「かかか片付けないほうがきき気持ちいいいかなって」 「ヘヤヲカタヅケナイホウガキモチイイ……?」 「「そんな訳ないでしょうッッ!!!もう二度とこんな事態を起こさないよう、 常に綺麗にしなさ――いッッ!!」」 ‐‐ガロードとジュドーはこの後3日の間、すっかり綺麗になった部屋で 白目で体育座り状態なのであった―― fin.
https://w.atwiki.jp/syukensya1990/pages/369.html
平和主義国の大手ソフトウェア会社。ビジネスソフトを主に得意し「KNシリーズ」はソフトウェアの売上全体の7割を占めている。近年はブロバイダー事業にも参入するなど事業を拡大している。もともと金有ファイナンス商事の関連会社だったが、90年にアメリカ系投資会社が買収され傘下に入っている。 種類 株式会社 市場情報 新証1部・MASDAQ 本社所在地 〒002-0003 新都府東区新通り町1丁目1-1 新通り再開発ビルディング 業種 情報・通信業 事業内容 ソフトウェアの開発・販売、ブロバイダー事業など 代表者 ジョーディ ブラウン 資本金 398億940万円 売上高 1,441億78万円(連結) 従業員数 4,911人(連結) 主要株主 アメリカ系投資会社 32% 栄光商事 11% ゆうひテクノロジー 7% 首都銀行 4% 栄光商事ファイナンス 3% 金有ファイナンス商事 3% 子会社・関連会社 島山テックソフト(ソフトウェア事業) 100% 運田情報処理センター(ソフトウェア事業) 100% KNネット(ブロバイダー事業) 100% 金有ソフト・アメリカ 金有ソフト・中国 金有ソフト・韓国
https://w.atwiki.jp/bakemiko/pages/76.html
平和の国を守る子供たち インプレッサが初めて作った小説 きっかけはみんなが作ってっていってきたのでやってみました ジャンルはフャンタジー 主人公インプレッサと仲間たちが強敵『スピリッツ』と倒すため今子供たちが立ち上がる!! あらすじ ある国は、争いのない国で、みんなが平和な暮らしをしていた。 そこにとうぜん宇宙から来た謎の宇宙人「スピリッツ」たちが現れ 平和な国を攻撃し始めた。圧倒的な強さを誇り、「地球を破壊する」 という宣言までもした。勝てないと思い始めた人類だったが、ある子供たちによって その計画は阻止される。そんな勇気のある子供たちの冒険である。 登場人物 インプ(主人公) 餡 零 ベイリー 蒼龍 どうかよろしくお願いします
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/2237.html
世界は平和ってことさ 作詞/つまだ 言い訳が 上手く 通る 近道を探したよ 後々に それは つらい 逃げ道と気づいて 姑息な僕には 慈愛の歌なんかいらないさ だってそうだろう? 恩着せがましいじゃない 自業自得だよ 自由奔放 綱渡りの日々 嘘は言わないよ ねぇ? 誓いますからやっぱ 許して お願い! アウチ!
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12793.html
登録日:2011/01/16(日) 17 09 42 更新日:2023/12/22 Fri 10 05 19 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 AEU アロウズ ガンダム ガンダム00 ガンダム組織項目 ユニオン 人類革新連盟 地球連邦平和維持軍 恒久和平 正規軍 独立治安維持部隊 組織 軍隊 連邦の忠実なる番犬 連邦の盾であり矛となる存在 連邦軍 国際連合が地球連邦に改名して1年。 我々は、連邦参加国全328ヶ国の賛同を得て、各国の軍隊を解体、一元化し、 地球連邦平和維持軍として発足する事をここに宣言します。 全ての国の軍が無くなり、我が平和維持軍が世界唯一の軍隊となった時、世界は……真の統一を果たす事になるでしょう。 その道標となるべく、我々は邁進していく所存です。 Earth Sphere Federation Army 『機動戦士ガンダム00』に登場する組織。 旧三大国家群のユニオン、AEU、人類革新連盟が統合されて誕生した地球連邦政府の所有する軍隊。 アレハンドロ・コーナーの策略で結成された国連軍の発展的解散という形で西暦2312年に正式に発足された。 GN-Xによって得られた擬似太陽炉の技術を独占しており、4年間で技術の解析は進み、様々な実験機、試作機を開発している。 なお、旧式の擬似太陽炉の問題点として指摘されていた圧縮粒子の毒性は解消され、2312時点で旧式は全て破棄されている。 統一世界による恒久和平の実現という名目で独立治安維持部隊「アロウズ」を組織し、嘗てのテロ組織等が寄り集まって形成された反政府勢力「カタロン」の掃討にかかる。 嘗て先進国や軌道エレベータ所有地等で数十件程抱えていた武力紛争の件数は圧倒的に減少し、平和と呼べる環境が整った。 が、その実態は、中東を中心の超巨大スラムを構築して武力弾圧と情報統制を敢行する事で、スラムの外側限定の安定を維持させている、仮初の平和とでも言うべき状態だった。 2312年時点でも、テロ鎮圧という名目で、 中東限定でGN粒子を大量に散布し続ける巨大装置を設置し、意図的に通信妨害を起こす事で経済麻痺状態に陥れる手法で、反政府勢力の隠れ蓑にもなり易い治安が不安定な掃き溜め状態を維持する 等、やる事がぶっ飛んでいる。 中でも、報道官がニュースで 「紛争が根絶されない中東地域の住民を中心に強制的にコロニーに移住させて不穏分子を一掃」 というとんでもないダストシュート政策を発表してもいたが、特に興味が無い先進国の一般市民が完全にスルーしている情勢も暴挙同然の弾圧に拍車を掛けていた。 流石に反感を覚える連邦政府関係者もいたが、大抵は圧殺される等して事実上の黙認を決め込み、 実質的にアロウズ主導でコトが進み、それに追従する様相を呈する。しかし…… アロウズ艦隊に勧告する。 我々は決起する。悪政を行う連邦の傀儡となったアロウズは最早…軍隊ではない! 世界の行く末は、市民の総意によってのみ決められるものだ。 我々は貴様らの蛮行を断罪し、市民にその是非を問う! 内外に疑念の残ったブレイク・ピラー事件とそれに伴ったセルゲイ・スミルノフの死を契機に少なからず離反者が出る。 そして、一部の反アロウズ派とソレスタルビーイングことチームプトレマイオスの共闘という事態まで招いてしまう。 結果として裏で糸を引いていたイノベイターを名乗るイノベイド勢力が敗北し、大量虐殺等全ての悪事が明るみに出る。そして…… 虐殺行為を繰り返し、その事実を情報操作で隠蔽していた独立治安維持部隊は解体。地球連邦軍の再編に着手致します。 また、非連邦参加国への援助、及び連邦への参加を推進し、 真の地球連邦樹立に向けて…努力していく事をここに宣言します! ソレスタルビーイングやカタロンに協力を打診し、独断で暴走を始めたアロウズの粛清を主導した(という名目になっている)地球連邦の穏健・反弾圧派勢力に世論は傾き、アロウズは解体されることとなった。 2年後に軍が再編され、新政府の融和政策の下で軍縮が進んでいた。 新たに純粋種のイノベイターが出現し、イオリア計画が彼の理想に近い形で進行する中、地球外生命体ELSの来襲という未曾有の危機が訪れる。 市民の命を守る為、彼らは自身の命を懸けて戦うこととなる。 【平和維持軍/正規軍】 ◆セルゲイ・スミルノフ 旧人革連領出身で、“ロシアの荒熊”の異名を持つ歴戦の軍人。 先の大戦で武功を挙げ英雄視されていた上でアロウズの反対派だった事もあり、その存在を危険視されていた。 一介の軍人でありながら軍の在り方と人類の未来を考え続け、その生き様は少なからず残された人々に影響を与えた。 詳細は当該項目参照。 ◆カティ・マネキン 旧AEU領出身の戦術予報士で、“戦術予報の天才”とも称される程。 対ガンダム戦での実力を見込まれてアロウズへの転属を指示され、当人もその実態を見極めるべく指令を受け入れる。 完全に反アロウズとしての思想を固めた後は、密かに戦力を確保し、アロウズ打倒に打って出た。 政府の指示でアロウズの悪行を正した代表的人物という扱いになり、大佐から昇進して准将に。 詳細は当該項目参照。 ◆グラハム・エーカー 旧ユニオン領出身のトップガン。ミスター・ブシドー?誰だそいつは? “フラッグファイター”である事に強い誇りを持ち、ユニオンフラッグに拘り続けた彼の信念は後にブレイヴという機体で実を結ぶ事になる。 詳細は当該項目参照。 ◆ビリー・カタギリ 旧ユニオン領出身の技術士官。 グラハムの頼れる友で、常に彼の望む機体を造り上げる。 詳細は当該項目参照。 ◆パトリック・コーラサワー 旧AEU領出身のスペシャルで2000回で模擬戦な自称“AEUのエース”。 先の対ガンダム戦で“不死身のコーラサワー”として良くも悪くも有名になった生ける伝説。 彼の頭にあるのは唯一つ、愛しの大佐を守る事のみ。 卓越した腕を持っていながら准尉にまで降格した、ある意味奇跡の男。 詳細は当該項目参照。 ◆アンドレイ・スミルノフ 旧人革連領出身で、セルゲイの実の息子。 当初はアロウズに所属していたが、父との確執を乗り越えた後は、アロウズ解体に伴い連邦正規軍に転属。 父と母の目指した“市民を守る軍人”として生きる為、命を懸けて戦う。 詳細は当該項目参照。 ◆デカルト・シャーマン 嘗てアロウズに所属していたが、後に連邦正規軍に転属。 ヴェーダによって初めて確認された純粋種のイノベイター。 イノベイターとしての自身の能力に強い自信を持ち、旧人類を「劣等種」と見下している。 詳細は当該項目参照。 ◆パング・ハーキュリー 政治も軍隊も、良識ある市民が存在してこそ機能するのだ。 彼等を目覚めさせる為なら、私は喜んで捨て石になろう。 CV 屋良有作 性別 男 誕生日 5月25日 年齢 48歳 身長 180㎝ 体重 68㎏ 血液型 AB型 所属 人類革新連盟→地球連邦平和維持軍 階級 大佐 搭乗機 GNX-609T GN-XⅢ(連邦正規軍カラー) 旧人革連領出身。連邦正規軍情報作戦室所属で、セルゲイとは士官学校時代から続く長年の友人である。 「優れた政治も抑止力となる軍隊も良識ある市民が存在してこそ正常に機能する」という考えを持っており、 堕落した連邦政府及びアロウズの暴挙を全市民に知らしめ、彼らの目を覚まさせるべく、 正規軍の同志達と共にアフリカタワーを占拠するというクーデターを引き起こした。 しかし、それが「ブレイク・ピラー事件」を引き起こし、自身の行いで多数の市民の命を奪うという最悪の事態に繋がってしまう。 最期は自身の行いが生んだ結果に呆然としていた所を激昂したアンドレイに反乱分子として乗機を撃墜され、死亡。 ◆キム 出世欲に憑りつかれた私の人生だが… 人類の危機となれば、一度くらい彼の様に生きてみたいと思ったのだよ……。 CV 浜田賢二 性別 男 誕生日 ? 年齢 ? 身長 ? 体重 ? 血液型 ? 所属 人類革新連盟→地球連邦平和維持軍 階級 中将(2nd以降) 旧人革連領出身。セルゲイの上官で彼の能力を高く評価しており、ガンダム鹵獲作戦が失敗した際も彼を咎めたりはしなかった。 人革連軍では司令を務めており、連邦軍誕生後も引き続いて務めていたが、反乱軍によるアフリカタワー占拠事件ではセルゲイを特使として送り込む一方で、 その見返りとして自らを佐官待遇でアロウズに転属させるよう、ホーマーと裏で取引を行っていた。 その後は「出世欲に憑りつかれた」自らの行いを悔いたらしく、劇場版に於いて「一度くらいはセルゲイの様に生きてみたい」という思いから、 ELSの出現に伴い結成された火星圏の先遣調査艦隊の司令に志願。ELSを「人類への敵性勢力」と見做して攻撃を指示するも、 圧倒的多数で襲来してくるELSには敵わず、現実を認められないまま母艦ごとELSに取り込まれる形で戦死。 【独立治安維持部隊アロウズ】 独立治安維持部隊アロウズは、全戦力を以ってソレスタルビーイング殲滅作戦を敢行する。 反政府勢力の最後の砦である彼等を打ち倒し、統一世界を…真の平和を勝ち取るのだ。 諸君らの奮起に期待する。 A-LAWS 治安維持を目的とした連邦政府直轄の特殊部隊で、西暦2309年にフォン・スパークが引き起こした大規模テロ事件を切っ掛けに創設された。 アーサー・グッドマン曰く「連邦の盾であり矛となる存在」だが、カティからは「連邦の忠実なる番犬」とも評されている。 その実態はリボンズ・アルマーク率いるイノベイター勢力が「人類の意思統一」を達成する為の駒として生み出した組織であり、 実質的にはイノベイターの傀儡と言っても差し支えない存在である。 連邦正規軍よりあらゆる面で優遇されている他、「統一世界による恒久和平実現」の名の下に超法規的措置が許されており、 「怪しいと思えば証拠抜きで民間人でも逮捕し、反政府勢力は裁判抜きで問答無用に虐殺する」といった非人道的な行為が日常的に行われていた。 なお、これらの行為は全て量子型演算処理システム「ヴェーダ」による情報操作で隠蔽されており、一般市民には知らされていなかった他、 組織内でも徹底した情報統制が敷かれており、虐殺行為とは無縁の一般兵も少なからず存在していた。 参加した軍人の多くは嘗て勃発した紛争やテロの被害者や遺族であり、 「二度と以前のような戦争を起こさない」と確固たる意思を持ち、統一世界による恒久和平実現の為には暴虐的な行いが必要であると考えていた。 だが、所詮は単なる言い逃れに過ぎず、行き過ぎたやり方が重なった後、反乱軍により敗北すると悪事が全て露見し、解体されたのだった。 ◆ホーマー・カタギリ メメントモリ…人類は死を想い、平和の尊さを考えねばならんのだ……。 CV 大友龍三郎 性別 男 誕生日 7月22日 年齢 58歳 身長 205㎝ 体重 84㎏ 血液型 B型 階級 不明(アロウズ最高司令官) アロウズ最高司令官で、ビリーの叔父にあたる。 旧ユニオン領出身であり、当時から司令を務めていた。 統一世界による恒久和平実現の為にアロウズを組織し、全ての罪を背負う覚悟を持つ。 イノベイター勢力が敗北し、全ての悪事が露見すると切腹した。 また、ミスター・ブシドーが思想面で幾らか師事した相手でもあり、彼に武士道を教えた。 ◆アーサー・グッドマン アロウズ准将。組織内に於ける実戦部隊の指揮官であり、実質的には対ソレスタルビーイングに於けるNo.2。 思想的にはホーマーと同じだが、彼より更に容赦無い。名前こそ良男だが、実質的には悪男。 戦術面でもある程度能はあるが、自信過剰なきらいがある。 あの世で良いパン屋に転職した。 詳細は当該項目参照。 ◆リー・ジェジャン 3番機のハレヴィ准尉は初陣だ。戦場の空気を感じさせるだけでいい。 CV 四宮豪 性別 男 誕生日 10月2日 年齢 38歳 身長 181㎝ 体重 63㎏ 血液型 A型 階級 中佐 グッドマンの副官。 指揮官としてまずまず健闘したが、スメラギ・李・ノリエガとの戦術比べに敗れる形で死亡。 小説版では病床の妹想いの善人だった事実が判明した。 ◆アーバ・リント アロウズの少佐で、汚いジュドーこと当て馬。 掃討作戦を得意とする悪名高い男で、能力はまずまず高いが、致命的な豆腐メンタル。 詳細は当該項目参照。 ◆バラック・ジニン 多くの仲間が貴様等に倒された!―――その仇……取らせてもらう!! CV 稲田徹 性別 男 誕生日 2月15日 年齢 31歳 身長 192㎝ 体重 85㎏ 血液型 A型 階級 大尉→中佐(二階級特進) 搭乗機 GNX-704T アヘッド アンドレイとルイスの上官で、もの凄いケツ顎が特徴。 カタロンのテロに巻き込まれ妻を失い、恒久和平実現の礎となるべく自らアロウズに志願した。前述の彼の経歴を鑑みれば、善良な側面が強いカタロンもまた正義とは言い難い存在である事を浮き彫りにしている。 虐殺行為は行うものの、グッドマンやリントとは違い、恒久和平の為という彼なりの信念で臨んでいた。 当初は本当に戦闘員か怪しいフリスク中毒者の如きルイスを厄介者として疎んじていたが、 部下として迎えて以降は心身の状態を気に掛ける等、常識人としての一面も見られた。 後にダブルオーライザーとの戦闘で戦死。二階級特進で中佐に昇進した。 ◆ルイス・ハレヴィ 旧AEU領出身で、階級は准尉。 ガンダムへの強い憎しみをリボンズに利用され、家族の仇討ちの為に参加した。 詳細は当該項目参照。 ◆ソーマ・ピーリス 旧人革連領の超兵機関出身で、階級は中尉。 アリオスガンダムとの戦闘の末、(表向きには)保護者のセルゲイに看取られ、名誉の戦死を遂げる。 詳細は当該項目参照。 ◆ミスター・ブシドー 鬼の如き仮面で素顔を隠し、陣羽織風の改造制服を身に纏った謎の男(笑)。 司令部より独自の判断で行動する事を許可する免許を与えられたライセンサー。 その地位を利用してガンダムとの戦いにのみ参加し、「二個付き」と呼ばれる機体を執拗に狙う。 詳細は当該項目参照。 【MS/MA/艦船】 擬似GNドライヴ搭載機のみならず、局地に於いては依然として旧世代機も運用されている。 ◆GN-X 後に続く多くの機体の元になった機体。 ◆アヘッド 旧人革連の技術者チームがGN-Xを発展させて完成させた高性能機。 完成を急いだ為、急造感は否めないが、ガンダムと互角に渡りあえる程の性能を有している。 アロウズの悪事が露見してからは後継機も含めて製造中止に。 ◆トリロバイト 全長 62.2m 全幅 20.5m 全高 6.1m 動力機関 GNドライヴ[T]×3 武装 クローアーム / リニアスピア チェーンマインワーム 対艦対地ミサイル GN魚雷 ケミカルジェリーボム 旧ユニオンの技術者チームが開発した水中用モビルアーマー。開発費用はハレヴィ家から提供された。 MSの向かない環境である水中ではまだ発展の土壌が残されていた為、新たなMAの形を模索し、開発された。 水中適性の高くない機体だらけな上に複数の疑似太陽炉搭載によるセラヴィーガンダム以上のパワーで圧倒的戦闘力を発揮し得るが、 然したる機動力も無いので実体武器には対応し切れない弱点も抱えている。 ◆マスラオ/スサノオ ビリーを始めとした旧ユニオンの技術者チームが自国の威信を懸けて開発した次期主力量産機のテスト機。 アヘッドの製造中止に伴い量産機として再設計、ブレイヴとして完成される。 ◆ティエレン全領域対応型 旧人革連の主力MS、ティエレンの改良型。 次期主力機として完成したが、GN-Xが配備された為、少数が生産されたのみであった。 アヘッドのベースとしてその設計が参考にされた。 ◆ガガ イノベイドが開発した特攻兵器。 ソレスタルビーイング号船内に残されていたものを再利用し、軍に所属するイノベイド兵が搭乗した。 ◆ブレイヴ 旧ユニオンの技術者チームが主導でAEUの技術者も加わり完成した、新生地球連邦軍の次期主力候補機。 2314年時点では性能評価中でグラハム率いる試験飛行隊「ソルブレイヴス」でのみ運用されている。 ◆ガデラーザ 旧人革連の技術者チームがイノベイドの技術を転用し、完成させた初のイノベイター専用機。 2314年時点ではブレイヴと同様に性能評価中。 ◆コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング ◆外宇宙航行艦「スメラギ」 ELSとの地球圏最終防衛戦に於いて彼らはトランザムを限界出力まで引き上げ、次々とELSを道連れに自爆していく。 彼らの命を堵した行動により地球圏にELSが飛来する最悪の事態にはならず、無事市民の命は守られた。 西暦2364年には最新鋭の外宇宙航行艦「スメラギ」を建造する。 因みに、設定資料等によれば、当初の地球連邦の戦力は、疑似太陽炉搭載機が大体100機程。その多くがアロウズに配備された。 それから猛烈に増産を続け、アロウズ全盛期には地球連邦全体では1000基以上の疑似太陽炉とそれに見合うだけの数の機体が生産されたという。 ELSとの最終決戦の際の連邦側の戦力はこちらを参照。 冥殿に勧告する。 我々は決起する。迷惑行為を行う項目荒らしに翻弄され続けた冥殿は最早…管理人ではない! 項目の行く末は、Wiki篭りの追記・修正によってのみ決められるものだ。 我々は貴様の蛮行を断罪し、アニヲタ民にその是非を問う! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ファーストの連邦軍の絶望的な物量を目の当たりにした世代からすると むしろ少なく見えるな -- 名無しさん (2014-01-11 12 10 59) ↑宇宙世紀と比べて真面目に世界の事を考えてた人は多い印象。ただ行きすぎた結果二期はああなってしまった感じ。 -- 名無しさん (2014-01-11 13 04 59) ↑アロウズはティターンズポジだからな。 -- 名無しさん (2014-03-13 18 22 04) 成功した連邦軍のイメージ。 -- 名無しさん (2014-04-06 20 59 16) 00世界は(黒歴史の事を頭から除外すれば)もっとも最終的に平和になったガンダム世界だからな。戦争が過去の物になったと公式で書かれているから。 -- 名無しさん (2014-08-09 09 02 29) 確実にアロウズにはソレスタルビーイングに戦友や両親、トリニティに家族を殺された人間も多く参加してるよね。そう思うと名無しで散っていったアロウズ兵に何とも言えない感情が…… -- 名無しさん (2014-10-24 13 01 27) ホーマーの最期は「全ての罪を背負う」ものであったとしても、法の裁きを受ける前に死に逃げたのが何とも・・・ -- 名無しさん (2016-03-01 00 29 22) アロウズの行為への賠償金捻出で、軍縮になったと思う。一国の首都をメメントモリで破壊したので新首都の完成及び国の完全復興までを連邦が贖罪のために保障すると思うので、莫大な予算保障のための軍縮になったと思う。 -- 名無しさん (2016-07-11 13 54 36) 「紛争が根絶されない中東地域の住民を中心に 強制的にコロニーに移住させて不穏分子を一掃 」 がとんでもないダストシュート政策と書かれてる(実際酷い)が、宇宙世紀の宇宙移民は似たような感じの上に遥かに大規模というのがなんとも -- 名無しさん (2016-07-11 17 04 15) スペック高く汎用性の高い主力MSと腐敗要素がすでに抹殺された政治マジでガンダムシリーズ1番の連邦政府だな00の連邦政府は -- 名無しさん (2016-09-13 00 04 00) 1期の時点で有能な政治家の描写はされてたし(反面2期では悪逆軍人描写が増えたが)、政府としてもガンダムシリーズ内ではかなり良質だよね -- 名無しさん (2018-09-22 04 38 59) 00でやりたかったことって実は宇宙世紀前史だったりして -- 名無しさん (2018-10-13 02 35 12) これ項目名に(ガンダム00)って付けないとわかりにくい -- 名無しさん (2021-10-17 23 45 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/otomadstar/pages/298.html
▽タグ一覧 ハワイ 建物 必須アモト酸 音MAD素材 ニコニコで【ハワイ大学スパーク松永平和研究所】タグを検索する 概要 ハワイ大学スパーク松永平和研究所の招聘を受けて 某バグ合作などでソロパートがある
https://w.atwiki.jp/pardei_lustalie/pages/157.html
目次 概要 歴史主要各国の事情 パルディステル共立憲章共立三原則 内事外交権オブザーバー勢力主権の在り方を巡る議論 従属勢力の定義 外事外交権 関連記事 概要 パルディステル国際平和権利条約は、宇宙新暦5000年.1月5日に成立した近代史上発の世界条約である。同8月19日の発効をもって共立公暦に移行し、文明共立機構を成立させた。当初の締結では、同機構において直轄領となるツォルマリア星域連合を始め、セトルラーム共立連邦、ユミル・イドゥアム連合帝国、オクシレイン大衆自由国、キルマリーナ共立国、メイディルラング界域星間民主統合体、ソルキア諸星域首長国連合、カルスナード教王国、エルカム交通公団、イドゥニア諸国等、数多くの文明が原加盟国として批准している。同459年にラヴァンジェ諸侯連合体が調印。同1000年にウェトラム人類統一機構の加盟を成し遂げた。この条約は、戦後世界において拘束力を持つ強力な国際連合体を成立させることを目的とし、共立憲章に立脚する三原則を基軸として策定されたものである。 歴史 新秩序世界大戦の終結以降、新たに独立したブラッド・コミュニティ(非属星系・海賊艦隊)の拡大は国際社会の秩序を揺るがす一大事項として受け止められた。時の列強国として、該当領域の平定を支援するツォルマリア(主権企業連合体)は国際共立監視軍を設立。同じく戦勝国としての存在感を高めつつあったオクシレイン大衆自由国との連携を深める形で戦後情勢の安定化に注力したのである。一方、初期星間戦争の歴史から、軍事的余力を失って久しいソルキア連合は中立を維持。新秩序世界大戦の終結まで静観を保ちつつ、段階的な人道主義の普及へと転じた。そのため、戦後政策においては消極的にツォルマリアを支持し、国際秩序の回復を優先したのだとされる。ツォルマリア、オクシレイン間における交渉の過程は戦後世界の在り方を巡る新たな冷戦構造を生み出した。しかし、そのような対立も戦争行動そのものを文化とするギールラングの脅威によって緩和され、世界は同国の暴挙を阻止する方向に傾いたのだという。一連の総力戦に伴う国民感情の悪化は主たる大国間の妥協を促し、平和維持を目的とする文明共立機構(パルディステル国際平和権利条約)の成立へと繋がった。現行の共立三原則に関しては、黒丘諸国を筆頭に改革の試みが継続。最高評議会においては現状維持を掲げるツォルマリア、セトルラーム、その他の独裁国との調整に苦心しているのが現状とされる。 主要各国の事情 ツォルマリア星域主権企業連合体(現ツォルマリア星域連合直轄領) 近古代から宇宙新暦時代の初期にかけて、大規模な星間戦争を経験。後の大戦においてカルスナードを下し、イドゥニア戦域に介入した。 星間機構亡き後の長い復興の歴史は、ツォルマリア人類にとって大きな教訓となり、内政不干渉を基軸とする穏健な国際秩序の形成へと転じさせた。 旧植民地諸国に対しては過去の圧政に対する精算など、戦後数世紀にわたる復興支援を継続。同時に軍事的な睨みを効かせるなどして各国間の妥協を促してきた経緯がある。 そうした活動を快く思わない勢力も存在し、その筆頭格であるオクシレインとの交渉に長い時を要した。 ソルキア諸星域首長国連合 近古代から宇宙新暦時代の初期にかけて、大規模な星間戦争を経験。 時の星間機構を相手に完全なる勝利を遂げたが、一連の戦いによる損失は以後数千年にわたる復興を強いるもので、激動する世界情勢に対し長らく中立を保つ要因となっていた。 そのため、係るツォルマリアの独立以降は消極的に彼らの共立構想を支持。戦後秩序を巡るオクシレインとの調整に協力してきた歴史を持つ。 ソルキアの活動は一貫して慎重に徹するものであり、時の世界情勢を見据えつつ、徐々に人道主義の普及へと外交の軸を傾けていった。 オクシレイン大衆自由国 過去大戦から続く一連の総力戦を教訓として民主主義の普及を掲げた。 ツォルマリアが掲げる世界共立構想に対しては多分に中心史観的な要素を帯びており、独裁国の横暴を容認するものであると反発。 オクシレイン全体として文明統一機構(星間機構)に類する試みとして警戒心を尖らせていたものの、他国の和平協調意識に影響されると共に外交利益の故に妥結を決断することとなった。 しかし、あくまでも国是は民主主義であるために共立三原則に対しては一家言を持つ。 セトルラーム共立連邦 戦時中、数々の戦争犯罪を積み重ねたセトルラームは、その蛮行を国際社会から咎められ求心力を低下させていた。 また、連邦国内においても厭戦感情が蔓延。労働者のストライキが頻発し、難しい舵取りを迫られた時のフリートン独裁政権は後に搾取の対象と定める敵国の併合をもって体制基盤の回復を目論んだのである。 しかし、そうした試みも結果的には失敗。ザルドゥル元帥率いる国軍主流派の離反をもってヴァンス・フリートンは自ら辞任せざるをえない状況へと追い詰められた。 以上の過程において、国際情勢におけるセトルラーム政府の態度は徐々に軟化していき、オクシレインに対しては民主化を、ツォルマリアに対しては共立構想への協力を履行する形で国家主権の喪失を回避した。 ユミル・イドゥアム連合帝国 過去大戦において数多くの侵略を重ねた。セトルラームとともに戦犯扱いされる。 多大な犠牲に伴う厭戦感情の高まりは帝国本土においても例外なく波及し、イドラム2世による自主的な体制改革を余儀なくされた。 そうした活動は時の国際社会から一定の理解を得られるものであり、外国勢力の干渉を最小限に抑えてきた経緯がある。 ツォルマリアが掲げる世界共立構想に全面的な賛意を示しつつ、再戦を目論むセトルラームの独走を牽制。国際外交において守りを固める路線に転じた。 パルディステル共立憲章 共立三原則 共立三原則の適用には一定の柔軟性が求められるものであり、時代によって実行の解釈が異なってくることに注意しなければならない。 また、時代の変化に応じて柔軟に進化し続ける必要も認められることから、常に精査の対象となるわけである。 主権擁護 - Vindication of Sovereignty 共立機構は、領域主権を擁護する全ての文明社会に対し、相互不可侵を保障する。 主権擁護の原則は、その体制が自らの領域内で絶対的な権力を持ち、異界(他文明)の干渉を受けないという概念である。この原則は、星間関係における基本的な枠組みとして機能し、集団間の相互作用において重要な役割を果たしてきた。主権擁護の原則は、特定の集団が自らの領域内で自由に法律を制定し、政策を決定し、統治する能力を持つことを認めている。これには、集団が異界からの不当な干渉や圧力に対して抵抗する権利を持つことの保障も含まれた。この原則は、国際法の中でも特に重要な位置を占めるものである。集団の独立性を守り、星間社会における平和と安定を促進するための基盤となるからだ。 平和協調 - Cooperation with Peaceful Coexistence 共立機構は、世界平和のために団結する全ての文明社会に対し、独立の権利を保障する。 平和協調の原則は、星間社会における紛争を平和的に解決し、勢力間の協力を促進するための理念である。この原則は、国際法や国際機関を通じて、文明が互いの主権を尊重し、対話と交渉によって問題を解決することを奨励した。平和協調は、共立機構の活動の核心であり、紛争予防、紛争解決、平和構築のための国際的な枠組みとして機能する。この原則は、国際社会が直面する複雑な課題に対処するために、勢力間の連携と協力の重要性を強調した。また、平和協調の原則は、星間関係における紛争の予防と解決に向けた勢力間の協力を促進するための重要な枠組みであり、今後も星間関係において中心的な役割を果たすことが期待される。 内政不干渉 - Nonintervention on Domestic Matters 共立機構は、自らの体制に責任を持つ全ての文明社会に対し、内政の自由を保障する。 内政不干渉の原則は、集団が自らの内政において最高の権力を持ち、不当な干渉を受けないという国際法の基本原則である。これは、各国・関連組織が自らの政治体制、法律、政策、文化などを自由に決定し、実行する権利を保持していることを認めるものである。この原則は、集団主権の重要な側面を形成し、星間関係における平和と安定を維持するために不可欠とされた。しかし、人道的介入や基本権の保護など、特定の状況下でこの原則が相対化される場合も想定される。星間社会が直面する複雑な課題に対処するためには、集団勢力の責任ある統治が重要であり、内政不干渉の原則は、その基盤となることに期待された。 内事外交権 共立機構に加盟する各国は同じ加盟国に対して独自の経済制裁を化したり、取引の在り方を取り決める権利を持つ。 ただし、実質的な軍事行動などは禁止されており、相互不可侵を徹底しなければならない。 この一連の規定は、三原則のうち、主権擁護にあたるため、これを守らせるために平和維持軍の創設が明記されている。 オブザーバー勢力 オブザーバー勢力とは、共立社会において主権を認められない被保護集団を指す。 三原則の履行能力をはじめ、特定勢力への従属が疑われるケースにおいて審査対象となり、賛成多数をもって指定可能とされた。 基本的には星間関係に耐え得る法制度の有無と、勢力情報の内容(中身)を問うものである。 また、その批准要件を満たすには国際通念上の承認を得なければならず、度々再審の議題に挙げられた。 主権の在り方を巡る議論 国際法と星間関係の観点から、従属勢力と見なされる集団の投票権を奪うことは、その集団の主権と構成員(民)の自決権に関わる重要な問題として受け止められる。共立時代においては、すべての勢力は平等であり、その主権を尊重する建前で一致しているからだ。従属勢力であっても、その集団が一定の合意に基づいて自立に足るものと認められる限り、国際的な議決において投票権を持つべきとの見方もある。しかし、実際には、国際政治においては力の不均衡が存在し、特定勢力の影響下にある集団が自らの意志を完全に表現できないケースも指摘された。そのような状況は、星間社会における共立と正義の原則に挑戦するものと見なされる。 「従属勢力」として見なされる集団の投票権を奪うことは、その集団の価値観を否定し、星間社会における該当集団の地位を低下させる行為となりかねない。そのため、国際的な議決を得る過程で、すべての集団が公正に扱われ、安全に意思表明できる体制を整えていくのが重要とされる。共立公暦1000年時点で、共立機構の長を努めるメレザ・レクネールは、次の見解を示した。「力の不均衡を是正し、すべての勢力が平等に参加できるようなシステムを目指すべきです」。このようなアプローチは時に理想論として非難されることもあるが、持続可能な平和と協力を促進するために支持する動きも見られた。 従属勢力の定義 従属勢力とは、ある国や勢力が他のより強力な国や勢力に依存し、その影響下にある状態を指す。この関係は、政治的、経済的、軍事的な側面を持ち、従属する側は支配する側の意向に従う傾向が強いとされる。 従属勢力は、自らの意志よりも支配勢力の意向によって行動することが求められることがあり、その自立性は限定されることが特徴となる。 このような関係は、国際政治や歴史の文脈でしばしば指摘され、正規加盟(=議席保持)に関する共立機構(代表総議会)の審査条件とされた。 ユミル・イドゥアム連合帝国/構成国 連合帝国全体の総意として外交権を縛られており、独立権の有無が疑われる。 指摘事項:「国際政治において、植民地やダミー国家を独立国家として偽装し、国際的な投票において多数を得ようとする大国の行動は、主権の概念と国際法の精神に反するものです」 補足事項として、連合帝国全体としての意思表明(議席保持・投票権)は一国単位として認められることに注意しなければならない。 外事外交権 外事外交権とは、共立圏外との外交に関して文明共立機構最高評議会が担うことを明記している。 全ての加盟国は共立憲章の規定に反して当該文明に対する独自の外交接触を行ってはならず、自制しなければならない。 一方、この一連の規定は代表総議会の意思決定権を保障することから、最高評議会はこの決定に従って交渉を行う。 関連記事 @Freeton2(執筆者) 共立世界における国際法 セクター・イドゥニア大戦 文明共立機構 闘争競技 共立機構国際平和維持軍 共立機構チャレンジャー
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/347.html
レーウス諸国間の平和条約 通称 リーファイ条約ジエール・サーヴァリア戦争終戦条約 署名 1692年8月4日 効力発生 1693年14月1日 内容 ジエール・サーヴァリア戦争の終結 言語 -- レーウス諸国間の平和条約はシンテーア暦1693年に締結されたジエール・サーヴァリア戦争の講和条約である。通称「リーファイ平和友好条約」といい、一般的にこちらの名称で知られている。 2年前には一時相互休戦を規定したリーファイ休戦条約があった。 目次 概要 内容 国際問題 各国への影響 関連項目 概要 リーファイ平和友好条約は、1683年に勃発したジエール・サーヴァリア戦争において連合国軍(ヴァルエルク・サーヴァリア、グロスクロイツ)、同盟国軍(ロフィルナ、ニーネン=シャプチ、ジエール、ベリオン)双方に甚大な被害をもたらし、国力の疲弊を招いた。事実上の白紙講和として、領土の移譲・割譲をなしとしてリーファイ終戦協定の延長線上にある条約として締結されたものである。 内容 国際問題 ヴァルエルクの当時の大統領は、記者会見の場で「ロフィルナ連邦共同体がリーファイ平和友好条約に調印していない」ことを強調。同国が参戦の事実を否定し続けていることを指摘した上で「事実上、戦争状態は続行されている」との認識を示した。 これに対し、ロフィルナ政府は猛反発。「彼の言っていることは白を黒に塗り替えるも等しい妄言であり、考慮に値しない」と非難した。 しかし、ジエール・サーヴァリア戦争当時の連合軍に拘束、ヴァルエルクに移送されたロフィルナ軍の元海兵が事実であることを指摘した。 ネッツェレール常任最高議長は「ヴァルエルクの卑怯者に脅されたために、そのように話したに違いない」と反論。早期の解放に向けて努力する意向を強調した。 これ移行、ロフィルナと当時の連合軍諸国(ヴァルエルク、サーヴァリア、グロスクロイツ)間の国際関係は悪化することとなる。 各国への影響 関連項目 大宇宙の歴史 大宇宙の歴史/戦争 ジエール・サーヴァリア戦争 ジエール・サーヴァリア戦争におけるロフィルナ連邦共同体の動向
https://w.atwiki.jp/syukensya1990/pages/360.html
平和主義国最大の自動車メーカー。80年代に事業を拡大したが、90年代に入り不況が深刻化する中で自動車の販売不振や不動産事業の失敗などで一時経営悪化に陥った。その後、大幅なリストラや海外メーカーとの資本・業務提携、品質やデザインの向上で販売を伸ばし回復を果たした。多角化経営で知られていたが、マンション分譲事業から撤退し不動産事業を縮小したり金融持株会社を設立し経営合理化を進めるなど現在は方針を見直し経営改革を進めている。 種類 株式会社 市場情報 新証1部・海証・北証・MASDAQ 本社所在地 〒000-0000 新都府水田区5丁目1-1 業種 製造業 事業内容 自動車等の製造・販売など 代表者 玉川 健三 資本金 1,374億6,910万円 売上高 1兆977億1,349万円(連結) 従業員数 18,032人(連結) 主要株主 ヨーロッパ系自動車メーカー 27% 栄光商事 8% 首都重機械 7% 昂光工業 4% 新都自工ローンサービス 3% 新都銀行 3% 平和信託銀行 3% 新大町生命保険 3% 主要子会社・関連会社 新都自動車販売・北部(自動車販売) 新都自動車販売・南部(自動車販売) 新都モーターレンタカー(レンタカー事業) 昂光工業(自動車部品事業・新証1部上場) 42% 新都ディーゼル自動車(トラック・バス事業、新証1部上場) 30% ヨーエーパーツ(自動車部品事業・新証2部上場) 51% 昂光鉄鋼(製鉄事業) 100% 丸江テクノロジー(情報システム事業) 100% 新都自工化成(プラスチック事業) 42% 新都自工フィナンシャルグループ(金融持株会社) 70% 新都自工研究所(自動車開発) 100% 新都自工商事(資材調達事業) 100% 新都自工不動産(不動産事業) 100% 学校法人新都自動車学園 医療法人新都自工病院 新都自動車ノースアメリカ 新都自動車ヨーロッパ 新都自動車イーストアジア 新都自動車アジア
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/820.html
鈴木香音は頬杖をつき、窓の外を見ていた。 夏の夜空には星が輝いている。 こと座のベガ、わし座のアルタイル、十字形に並ぶはくちょう座のデネブの3つを結んだ「夏の大三角形」が夜の海に浮かんでいた。 中学校の理科で習った知識が早くも役に立ってなんだか嬉しくなる。 確か、ベガを「織姫星」、アルタイルを「牽牛星」と呼ぶということを理科の先生は言っていた。 そうか、あの星が織姫さんで、あの星が彦星さんなんだと香音はゆっくりと腕を上げて指を伸ばした。 窓ガラスをなぞるように指を動かし、「さーさーのーはー、さーらさらー」と七夕の歌を唄う。 「七夕」といえば、7月に祝うものであるが、まあ夏ということに変わりはないだろうと気に留めずに唄った。 それと同時に、七夕といえば生田衣梨奈の誕生日じゃないかと思い出した。 あの鬱陶しいKYはひとつ歳を取ったのだし、もう少し落ち着いてくれないだろうかと苦笑する。 とはいえ、その鬱陶しさが彼女の良いところなんだけどと思いながら「おーほしさーまー、きーらきら」と唄ったところで、彼女の「耳」は、その音を聴き取った。 唄うのをやめて、ゆったりと頭を擡げる。 地下の鍛錬場から階段を登ってきたのは、いつも通りのよれよれのシャツとパンツを纏った鞘師里保だった。 彼女は黙って右手を挙げてこちらに挨拶をしてきた。香音も素直に右手を返し「おつかのん」と冗談交じりに笑いかける。 「新作メニュー、決まった?」 里保は鍛錬で乱れた前髪を整えながら香音に訊ねてきた。 その言葉に肩を竦めつつ、香音は手にしていたメニュー表とノートを広げてみせる。 「しょーじき、微妙です」 「微妙ってなんだよ。微妙って」 「美味しいけど売れる気がしない」 「ダメじゃんそれ」 里保は顔をくしゃっと崩して笑うと、香音の書きかけのノートに目をやった。 彼女は「喫茶リゾナント」の売れ筋メニューを分析しつつ、オリジナリティある夏の新作をつくろうとしていた。 斬新さや目新しさは、一瞬は人々の目を引くものの、長くはつづかない。もっとずっと愛される定番・看板メニューをつくりたいと考えていた。 もちろんそれは一朝一夕でできるものではないから、香音は悩んでいるのだけれど。 「やっぱ、真面目だよね、香音ちゃんは」 里保はタオルで額の汗を拭うと、鎖骨あたりまで伸びた黒い髪をひとつに結った。 夏は暑い。切りたくはないけれど、思わず切りたくなる。いや、でも、切りたくない。 「里保ちゃんだって真面目じゃん。鍛錬ばっかかと思えば厨房入って野菜切ってるし」 「だって前に田中さんに、鞘師ってできるように見えてなんも出来んって笑われたんだもん。マジ、子どもって」 「でも玉子焼き褒められてたじゃん。子どもじゃんか」 香音はからかうように笑うと、厨房の奥にある冷蔵庫からサイダーを取り出し、グラスに注いだ。 夏らしい清涼感溢れるサイダーがグラスに満ちていく。里保は自然とグラスの中の炭酸の泡を見つめていた。 泡はしゅわしゅわとグラスに浮かび、そしてぽんっと表面で消えていく。 「しゅわしゅわぽん」という音は、夏らしくて、可愛らしいのだけれど、ふいに何処か切なくも感じる。 浮かんで・消えて。浮かんで・消えて。 それはなんとなく、私たちをそのまま表しているような気がするから、自嘲気味に笑いながら、それを飲み干すしかない。 泡のように浮かんで・消えて。浮かんで・消えて。 その一瞬の中で、それでも輝きたいと願う。 「子ども」だけど子どもじゃない。瞬間に「大人」にはなれないけど、それでも追いつきたい。 自分が目指すその場所まで、必死に走り抜けたい。 なんて、何処かの詩の一説みたいだと苦笑しながら里保はグラスを手に取った。 「いただきます」 「はい、いただきます」 そう言うと、香音とグラスを合わせた。 チンという明瞭な音がだれもいない「喫茶リゾナント」に響く。昼間は客で賑わうこの場所も、閉店後は静寂が満ちている。 この静けさが里保は好きだ。だれにも邪魔されない、リゾナンターだけの空間。 静かな音が香る空間だけが、里保の心を満たしてくれる。 「って、里保ちゃん、サイダー控えてるんじゃなかったっけ?」 「えっ。香音ちゃんが出しといてそういうこと言うかな?」 「だって、飲みたそうな顔をしてたし」 香音はそうしてからかうように笑い、グラスを呷った。 里保は困ったように目を伏せて眉を掻く。 「サイダー」は自分の好きな飲み物であるが、最近飲み過ぎのせいか、腹部周りが、まあいわゆる「ぽにょっと」してきた。 簡単に言ってしまうと、脂肪分が増えてきたのだ。 年頃の女の子にはありがちかもしれないが、それにしたってこの「ぽにょっと感」はなんだか納得いかない。 後輩である佐藤優樹には「隠れポニョなんです」なんて笑ってからかわれるようになった始末だ。 なんてことを言うんだ、なんてことを!と思ったけれど、反論できないから仕方ない。 里保は、闘うときに両脚で体を支える癖があった。 それが悪いとは言わないけれど、全身の中心、いわば体幹で支えないことには、脚をさらわれたときにすぐに倒れてしまうのは明白だった。 体幹で支えればお腹の筋肉も発達して脂肪も燃焼するはず、なので、私はできるだけ、体幹を鍛えるようにしていた。 とはいえ、それこそ一朝一夕でいくはずもなく、まだまだ「発展途上」という段階なのだ。 それでもサイダーを飲みたい欲求は収まらず、腹部の「ぽにょっと感」は、一向に治らない。いや、炭酸を控えようとはしているのだけれど。 「真面目なのか子どもなのか、分かんないよねー」 「うっさいうっさい。良いじゃないか、もう」 「はいはい」 香音と笑いながらサイダーを飲む。 夏の匂いと夏の味がする。 これだからサイダーはやめられない。なんて言い訳する気はないけど。 やっぱ私、子どもだなーなんて思っていたとき、ぴりっと空気が張り詰めたのを感じた。 嫌な、空気。なにかが通り過ぎるような感覚。そこには確かに「だれか」いると即座に判断した。 その「だれか」が私たちにとって圧倒的な不快感をもたらす存在であることも、分かった。 カンっとグラスを置き、腰のホルダーに左手を伸ばす。 が、ふいにテーブルに置いていた右手を彼女に握られた。 「え?」と思わず顔を上げると、香音は優しく、だけど何処か寂しそうに笑って首を振った。 「だいじょうぶ。もう、だいじょうぶ」 「なに、が……?」 「あの人、もう、死んじゃう。意識だけ、残ってるけど。もう、闘う力はないよ。このまま、向こうで、死んじゃう」 香音の言葉の意味が、一瞬では理解できなかった。 だが里保は必死にその真意を噛み砕き、彼女の深淵を覗こうとした。 そうして見えてくるのは、得体のしれないほどの暗い闇と、哀しみと、そしてどうしようもない切なさだった。 里保がなにか言おうと口を開こうとしたが、結局それは言葉にならず、香音はまた笑った。 どれくらい沈黙がつづいたかは分からない。 10秒か、1分か、5分か、それとも10分か。気付いたときには、香音はカウンターを回り、ドアを開けて外に出ていた。 そのまま香音は暫く戻って来なかったが、里保はその間も、その場から一歩も動けなかった。 どうして私は、此処で一歩踏み出せないのだろう。 死にかけである敵に対し、情けをかけることも、花を手向けることも、とどめを刺すことも、なにひとつできないのだろう――― 里保は手持無沙汰になり、テーブルに置きっぱなしのサイダーのグラスをくるくると回した。 それからすぐに香音は戻ってきた。 香音はすっかり目の座ってしまった里保を見て困ったように笑った。 里保はその視線から逃れるようにグラスを空ける。どうしよう、アルコール入ってないはずなのに、私、酔っちゃったのかもと苦笑した。 「死にたくないって、音が聴こえたんだ」 「え……?」 「あの人。私たちを殺したいけど、でも自分も死にたくないって。生死の狭間で、必死、だったと思う」 香音はまるでひとり言のように呟くと、カウンターの中に戻り、サイダーを飲んだ。 「喫茶リゾナント」の前までやって来た男が、抗争相手であるダークネスであるとか、それ以外の刺客であるとかは、里保には分からない。 ただ、目の前に佇む彼女の話を聞く限り、彼の生命への執着は本物だったのだと気付いた。 死なないために生きていて、生きていくために死なずに闘っていく。 それはある種、人間の根源とも似ている気がした。 人はだれだって死にたくないんだ。それが戦場であれ、平和の国であれ。 人はだれだって生きていたいんだ。それが平和の国であれ、戦場であれ。 「ちゃんとさ、聴こえると思うよ」 里保は唐突に、そう呟いた。 香音は「うん?」と問い返す。 きっと、明確な答えにはならなかったが、それでも里保は必死に紡ぐ。 「そんなに、切羽詰まったようなやつじゃなくて、もっと安息の、優しい音がさ、いつか―――」 里保は言葉を切りながらも、必死に音を紡いだ。 手持無沙汰になりながらもサイダーが半分入ったグラスをくるくる回し、香音の目から逃れる。 彼女はそんな里保を見て、クスッと笑った。 思考は大人っぽいくせに、いつも言葉足らずで誤解を生む彼女の不器用さが、香音は好きだった。 たぶん、本質的に里保は子どもなんだと思う。 だれよりも純粋に平和を願うし、だれよりも純粋に死を避けたがる。 建前上は先陣を切るけれど、その手の平に溢れた血の涙を一生背負っていく覚悟を持つがために、里保は常に自らと葛藤し、自らを殺してしまう。 だから、一瞬の静寂に「すべて」を委ねる。 その「すべて」の中で、なんども生を願い、なんども闘争を嫌う。それが彼女の、子どもっぽさであり、大人っぽさだ。 圧倒的に矛盾したその15歳の里保の葛藤を、香音もまた、背負いたかった。 同じ痛みを背負った仲間として。同じ痛みを抱えた15歳として。 「だいじょうぶ。ちゃんと聴こえるよ」 「……ホント?」 「うん。ちゃんと、聴こえるよ。安息の、優しい、そう、“平和の音”みたいなやつがさ―――」 それはまるで、途方もない祈りだ。 確証も保障もない、ある意味では懸けのような、言葉だった。 それでも里保は、彼女の声に、頷きたくなった。 彼女の言葉は、心の底から信じてみたくなるような、音だった。 自分の陳腐で安っぽい心情を、彼女はそれでもその両の手の平に掬ってくれる。 だから私は、香音ちゃんを信じたい。そう、心の底から、願うんだ。 「香音ちゃん……」 「ん?」 里保はサイダーが半分になったグラスを右手に持った。 きっと、上手には笑えていないかもしれない。 これからつづいていく未来に対し、どんな顔をして歩いていけば良いのかも、分からない。 だけど里保は、震える手を必死に堪えて、香音の想いをしっかりと胸に受けとめながらグラスを傾けた。 「誕生日、おめでと」 香音はその言葉に一瞬きょとんとした目を向けた。 だが、里保の真っ直ぐな目と、どうしようもないくらいに情けなくて必死な笑顔を見て、困ったように笑いかえした。 「はいはい、ありがとね、里保ちゃん」 15歳の夏。香音は同い年に追いついた里保に対し、三日月のような柔らかい瞳を向けて、笑った。 香音の声は静寂に満ちた「喫茶リゾナント」の中空に浮かぶと、一瞬の間に溶けていった。 投稿日:2013/08/09(金) 20 38 46.46 0